飲める人にも飲めない人にも、一家に一本の日本酒の提案

th_food_drink_ca_007おうちごはん de 一献の最大のテーマは『それぞれのお家に一本の日本酒』なわけですが、それぞれのお家とうたっているからには、お酒を飲めない人のお家も入っている訳です。

え???

って思ったかた、いえいえ飲めない人に無理やり飲めって言ってるワケではありませんので安心して下さい♪

皆さんのご家庭に『料理酒』ってありませんか?そもそも料理酒ってなんでしょう??

簡単に言うと料理用のお酒ですね。料理酒と普通の皆さんが飲んでる日本酒って何が違うかご存知でしょうか?

検索をかけてWeb上にある辞書で調べてみると・・・

調味料として用いる日本酒。糖類や食塩などが添加してあり、飲用にはならない料理専用の日本酒。

※コトバンクより

つまり、日本酒に何かしらを添加して飲み物と認められない状態にしたものです。そうすることで国が「酒類」ではなく「調味料」と定義し、酒税がかからなくなるので安価にすることが出来るということなのです。

そしてお酒は、「酒類販売免許」というのが必要となりどこでも販売はできません。この免許を持っているお店に販売できるところが限られています。

しかしそれが「料理酒」になれば、それはお酒ではなく調味料扱いになる為、免許がなくても気軽に販売ができるものになります。

ただ、例えば塩分が添加されている料理酒の場合、この料理酒はには結構な塩分が含まれています。その塩分濃度はだいたい、2%?3%くらい。

海水の塩分濃度が3.5%位ですので、想像するに結構飲んだらかなりしょっぱいレベルのお塩が添加されている訳なのです。

だから、飲み物ではないと定義されているわけですが・・・。コレってレシピとかを見て料理する人にとって、考慮されている塩分でしょうか??

そして、安価にすることを目指して作られて料理酒本当に美味しいでしょうか??

料理酒以外の調味料について考えてみて下さい。粉末の出汁よりも昆布や鰹節でしっかりとった出汁の方が美味しいし、塩だって精製塩よりも天然塩の方がミネラル含んでいるもの、醤油だって味噌だってスーパーに打っている安売りのものよりも作りにこだわているものの方が美味しいのは簡単に想像が付くことだと思います。

だから、料理酒だって本来だったら、本物の呑める日本酒を使った方が料理が美味しくなるんです。

私事ですが、うちの母はまったくの下戸ですが、自宅に日本酒があります。飲む為ではなくて、料理用です。美味しい料理を作るなら、調味料に拘るなら、料理酒だって料理酒って書いてあるものよりも普通に飲める日本酒使った方が絶対においしいんですよ。

だってね、ワインやブランデーなどを料理やお菓子作りに使うときだって、わざわざ料理酒ってものを購入しませんよね??(そもそも売っていない気もしますが)

だから、日本酒だってお料理に使うものも是非、普通の日本酒を使って頂きたいのです。お料理に使うお酒はあまり香りが高くないものの方が適しているかと思いますので、まずは安価な純米酒や本醸造のお酒をお家の料理用のお酒として常備してみませんか??

もしアナタが、日本酒を少し嗜むのでしたら、ご自身が晩酌される日本酒で香りが穏やかなものを料理酒のかわりに調味料としても使ってみませんか?きっとお料理がワンランク美味しくなると思いますよ♪

※料理酒と記載があっても、普通に日本酒として飲めるものを販売している蔵元さんもいらっしゃいますし、純米料理酒など、解りずらい記載の料理酒もありますので、ご購入の際は裏ラベルを確認して頂くことをおススメ致します。

 

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