丸屋らしさを求めて・・・

image昨日、今日と2日間に茨城の水戸までお店の個性とは何かということを探しに行ってきました。立地条件などに左右されない飲食店さんは何が違うのか・・・・

新しい和ごはん一献 丸屋『らしさ』とは・・・そんな課題に取り組む気持ちで伺いました。そして、本当に沢山の気付きを頂きました

伺ったお店は全部で5店。それぞれのお店にしっかりとした個性があり、お店のファンの方がお店のカラーによって違うのも面白かったです。取り扱っているお酒は同じ(稲里)なのに、集まるお客さんが確実に違う。当たり前だけど、当たり前じゃないんだなぁ?と。

特に一番印象的だったのは、お燗酒を出してくださるお店でした。知ったお燗向きのお酒が沢山あるなか、お酒のセレクトをお任せしたところ、注文したお料理に合わせて、柔らかいぬるめのお燗のお酒を出してくださいました。最初は何も言わずに出してくださって、お料理と合わせて単純に楽しむ。そして、次はたねあかし(銘柄を教えて下さいます。)

知ってるお酒ではありましたが、普段そんなに飲むことのない銘柄でどちらかというと冷酒として認識していた自分の思い込みに気が付くことが出来ました。酒蔵は昔に比べ少なくなっているとは言うもののまだまだ知らないお酒も沢山あるし、お酒を口にするときは銘柄は関係なくフラットな気持ちで向き合いたいなぁ?と改めて感じることが出来ました。

お酒のセレクトについてしっかりと自分軸があるようで、実は結構流されていたかも・・・なんてことも今回の旅で気が付くことができました。お店が新しくなったらもっとお酒の種類を増やそうか(料理メインなんて言いながら)・・・なんてことも考えていましたが、その考えは改めて顔の見えるお付き合いのある、大好きな蔵のお酒にこだわってそろえて行きたいとおもった次第です。

丸屋らしさとは、4月にアップさせて頂いた丸屋の三本柱を形にしていくことだと今回改めて感じました。

和ごはん一献に込めた思いは3つの柱です。

和ごはんの柱

和食・・・昔ながらの和食の基礎を大事にした「古典的な和食」を中心に、美味しくて、安心、安全な体にも心にも優しい癒しとなれる料理

和酒・・・料理とお酒を合わせることでよりお互いに美味しく感じられるお酒と気軽に楽しんでいただけるという気軽さを大切にセレクトした和酒(日本酒・焼酎)

人の和・・・お店にご来店下さった人と人とがお互いに相手を大切にし集ったり楽しんだりしたり出来る、人が集まる場所作り

楽しく気軽に・・・というコンセプトは変わりません。

リニューアル後も、お酒を嗜むお一人様や団体様をはじめ、小さい子供を連れたご家族も安心して飲食ができる笑い声が絶えない和の心溢れる店内と、提供させていただく料理やお酒に対して、その食材・お酒を作ってくれた方々に感謝と決して無駄にしないまっとうな仕事を提供させていただき、お客様に満足と信頼をいただける店づくりを心掛けて行きたいと思っています。

丸屋の本質である気軽に楽しく拘り過ぎないという大きなコンセプトはそのまま引き継ぎながら、今まで以上に昔ながらの和食の基礎を大事にした「古典的な本格和食」、科学調味料も使わない、地味に見えて実は手の込んでる体に優しい、目にも映える料理と熱い気持ちで醸されてる丸屋の料理にマッチした酒蔵のお酒を提供させて頂きます。

2016年4月1日ブログより

美味しいが先にあって、美味しいものを選んだ結果、健康につながるものであれば尚嬉しいし、

好きな人と楽しい時間を過ごすスパイスに丸屋らしいお酒とお料理があれば良いと思いました。

世の中には沢山の美味しいお酒があって、人の好みによっても美味しいお酒の基準は違うと思うとおもいますが、丸屋に来た時は、私と主人が料理に合うと思ってセレクトしたお酒を楽しんで頂けたらそれもひとつの丸屋らしさかなと思り、

今回の旅で大変お世話になった磯蔵酒造さんの『酒は人ありき』って言葉がしっくりくるお店になりたいと心から思えた今回の旅でした。

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