苦手だと思っていた日本酒を好きになって、日本酒に合うパンを考えるまでになったパン屋さんのお話

今日は、丸屋のお客様で、最初にご来店頂いたときには、日本酒は苦手で呑めないとおっしゃっていた苦手だと思っていたパン屋さんが今では、日本酒大好きになった話を書こうと思います。（※お客様からブログ掲載の許可を頂いて掲載しております。）

このお客様は、今もずぅぅ?っと丸屋のお得意様ですが、実は最初にご来店下さったときは、日本酒は苦手なので呑めない。と言うことで、いつも梅酒や焼酎を少しだけ飲んでいらっしゃったように記憶しています。

何度か通って頂くようになって、
『丸屋のイベントには（料理が食べたいから）参加したいけど、日本酒が苦手なので日本酒しばりのイベントだと参加できない。』とご相談を頂きました。

何故、苦手なのかと伺えば、日本酒の香りや甘味が苦手で、そもそも九州出身なので焼酎を飲む機会は割とあったけど、日本酒の美味しいものには出会ったことがないとのことでした。

日本酒を知らないのではなくて、既にいくつか日本酒を呑んだことがあり、その上で日本酒が苦手と判断していらっしゃるご様子でした。

日本酒が苦手になった背景を色々と伺ってみたところお客様の日本酒が苦手な理由はこんな感じでした。

?日本酒が苦手な理由?

・日本酒のフルーティーな香りが苦手。
・飲んだ後に残る甘味が苦手。
・ちょっと呑み過ぎると次の日が辛い

などなど・・・・。

何しろ、いっぱい否定的な苦手意見が飛び出してきて、日本酒の良さを伝えることは難しいように思いました。

ここで大切なのは、フルーティーなお酒や甘味のあるお酒がダメなお酒じゃないってことです? Point

日本酒って割とアルコール度数が高いので、飲み方を間違えるとお酒に弱い方は次の日ちょっと大変になるのは仕方のないことではありますが、フルーティーなお酒とか甘味が苦手というのは、実は日本酒の全部が苦手なのではなくて、日本酒の一部のタイプのお酒が苦手というのが正しいんです。

つまり、彼は日本酒が苦手なのではなくて、フルーティーな冷酒向きのお酒が苦手だったって事なのですが、それを日本酒全部ととらえてしまった彼は、日本酒が苦手と思い込んでしまったわけなんです。

これは、逆のパターンもあって、最初に飲んでお酒がお燗酒で、アルコールが目にしみて苦手になったとか、温めた日本酒のアルコール感が苦手などというお話も違うお客様から伺ったことがあります。

前回のブログで書いた、好きな日本酒が見つからない？！日本酒のタイプと好みについての話。にも書いてありますが、日本酒って色々なタイプのお酒があるんです。

でも、日本酒は冷やして飲むもの。とか、日本酒は冷やして飲むやつがいいお酒とか思っていらっしゃる方もまだまだ少なくなくて、そのお客様もその当時は冷たくして飲むお酒、その冷たいお酒が自分の好みではなかった。＝ 日本酒が苦手　となっていたみたいです。

他にもやっぱり好みのタイプではない日本酒を最初に飲んでしまったことがキッカケでそれ以来日本酒が苦手・・・と思っている方も少なくないんじゃないかと私、個人的には思っています。

で、結局その時どうしたかというと、日本酒の会をする際に日本酒ベースのリキュールも数種類入れることにしてしばらく丸屋のイベントを開催することにしました。

日本酒が苦手だと思っている方に、無理やり日本酒を呑んで頂くことを強いるよりも、日本酒で作ったリキュールも日本酒を呑んでいることになるってことに気が付いてて欲しかったからです。

そして、なによりも日本酒のイベントに参加することで他のお客様が楽しくて美味しそうに日本酒を楽しむ姿を見れば、自分が日本酒が苦手であるって言う気持ちに疑問が生まれてくる。私はそれまで無理に日本酒を薦めることをしませんでした。

結果、彼は日本酒の楽しさに気が付き、今ではいろいろな日本酒を楽しめるお店に行ったり、自宅で晩酌したりして日本酒を上手に自分の生活に取り込んで楽しんでくださっています。もちろん、今では丸屋のお酒のイベントにも良く参加して下さっています。

そして、ご自身で経営されているパン屋さんで、酒粕を使ったパンを焼いて商品にしたり、日本酒に合うパンやラスクを考えたりされています。

そう、苦手なものが好きなものになって、自分のご商売とコラボしちゃうまでになったのですねｗｗｗ

彼のお店に行くと、丸屋で楽しめるお酒のラインナップの酒粕や調味料で作ったパンやラスク、日本酒と相性のよいパンなど、普通のパン屋さんでは中々置いていない面白いパンがありますので、是非行ってみて下さいね。

なんで、日本酒苦手だと思っていたのか、聞いたらもしかしたら他にもお話が聞けるかもしれません♪

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@tchakowaka