日置桜の呑み切りに行ってきました?≪最終回≫

image杉山さんの田んぼ見学を終えた後、希望者は蔵見学をさせて頂きました。呑み切りの後に蔵見学があるときは必ず参加させて頂いております。

まずは、参加者全員がそろうまでは各々で日置桜酒造資料館を見学させて頂きました。ここには、昔ながらの酒造りの道具が保存されています。毎回、蔵に伺った際には立ち寄らせて頂きますが、今年は冬に造りのお手伝いをさせて頂いた(日置桜ではありませんが)こともあり、

置いてある道具を見る感覚が少し昨年までは違がっていました。

現在の酒造りでも簡単な仕事は何一つなく、水は冷たいし、時間も不規則で拘束時間も長いし、暑かったり寒かったり重かったり・・・世の中には沢山の仕事があると思いますが、決して楽とは言えない仕事内容ですが、昔は道具が今よりもシンプルな分、もっともっと大変だったんだろうと想像しました。

ただすべて新しい機材が優秀というワケではないそうで、最近では、この道具を作る職人さんも減っているため、昔のような道具を使いたくても難しいということもあるらしいです。

image参加者の皆さんがすべて集まったところで(バス2台だったので)、いよいよ蔵の見学をさせて頂きました。

精米をするところから、削ったお米を休めるところ、お米を蒸すところ、室(むろ)などなど、蔵の中をくまなく見学させて頂きました。

いつも、見学と共に造っているところを想像する・・・いつか、造りの季節に伺ってみたいなぁ?と今年もやっぱり思いながら、見学しました。

見学の最後は、出来上がったお酒が貯蔵してある冷蔵庫で、参考の為にとってあるという古いお酒を見せて頂きました。まっ黒な滓の量が?(◎o◎)/!凄い!!

見学を終えて最後は山根社長と鳥取でカフェをされているcafe berryのママさんと千葉の津田沼の飲食店『へちもん』さんの若女将と一緒に記念写真を撮って頂きました。

image日置桜の蔵見学をさせて頂いていつも感じることは、世の中の書籍などで出回っている一般的なお酒の作り方が全て正しいとは限らないという事。

一般的には本に書いてあることがあっていると思いますが、本や一般常識(?)ではNGとされていることでも、そこの蔵が経験したことからやっていることもありますし、それがその蔵にとっての旨みの要の一部だったりする訳です。

呑み切りや蔵見学の機会を頂いたことで感じたことを少しずつお客様にシェアさせて頂けたらと思っています。

今回、山根社長が仰っていた『誰もやらないから、私たちがやっている』という言葉がすごく印象的でした。一般的に今、当たり前とされている事でとどまっていては何も生まれてはこないという事。

契約農家さんと向き合い、お米と向き合い、お酒を醸して、自分たちらしいお酒を目指して造りや管理を自分たちらしく変えて行く。人には言えない失敗をしたことも沢山あるそうですが、その失敗があって、今の日置桜があるともおっしゃられていました。

コレって、お酒造りだけじゃなくて全ての事に当てはまるかなって思いました。私も日本酒に興味を持っていない、日本酒を知らない(知るつもりもない)人に向けて日本酒を伝えていきたいという気持ちがとても強いので、自分が思ったことを失敗してもいいので何かしら行動していきたいなぁ?と強く思いました。

今回5回に渡って報告させて頂いた日置桜呑み切りの旅。正直文章を書くのが得意ではないので読みにくいところ文章を書ききれていない部分も多々あったかと思います。

それでも、この記事が日本酒をまだ知らない人の目にとまり、日本酒に興味を持って頂くことがあったらとても嬉しいです。

最後に今回、呑み切りでお世話になった山根社長をはじめ、蔵の皆様、そしてお一緒させて頂きました全ての参加者の皆様に感謝申し上げます。今年も沢山のご縁と経験をさせて頂き、ありがとうございました。

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